仮想通貨が人類の金融リソースを、30%以上マイニングする説について考える
仮想通貨が流通すると、人類に眠っている30%近くの金融リソースがマイニングされる可能性について考えます。
眠れる人類の金融リソース
私達のように日本に住む人間には考えられませんが、世界には銀行口座を持てない人が25億人(人類の30%)存在しています。
「持っていない」、ではなく「持てない」人です。
持てない理由は大きく分けて、下記の2つがあります。
- 口座の維持手数料を支払うのが困難である
- 貧困のため金融へのアクセス手段がかぎられている
両方共、主な原因は貧困によるものですね。
では、何故それを仮想通貨が解決するのか?
私も最近まで知らなかったのですが、銀行口座の保有率と、スマートフォンの普及率がまったく比例していないという情報です。
その例として、アフリカのマサイ族では携帯電話の普及率が70%を超えています。
(現地では中国製の10ドル程度で購入できる中華スマホが爆発的に普及している)
あまりイメージがつかないと思うので、どういう状態か例を出しますとこんな感じ。
ちょっと私のマサイ族のイメージと違いますね。
現在Fintech(金融に係るIT技術)ではアフリカが大きく注目されています。
・スマホひとつで銀行と同等サービスを利用できる仮想通貨
・携帯は持っているのに貧困で金融サービスを利用できない人々
上記の2つの要素から、仮想通貨が流行るという説が有力なようです。
こういった人々が仮想通貨を通して経済に参加することで、市場は技術を提供し、そこに住む人々はお金を稼ぐ方法が増えると考えます。(winwinだね?)
全世界に仮想通貨の波が広がった場合
上記のような人々が仮想通貨を利用するようになれば、今まで国際通貨ができなかった
人類の金融リソースをほぼ100%流通させるネットワーク
が構築可能になるかもしれません。
仮想通貨という存在が、インターネットの存在と同じレベルの革命である、と言われる理由がわかりますね。
ケツ論
仮想通貨は今後の発展によっては上で述べた要素から、国際通貨を上回る存在になる可能性があります。
昨今はAIの発展により職を失う可能性など、ネガティブな要素の話も耳にします。
しかし、大げさに聞こえるでしょうが、仮想通貨に投資し、その可能性を支援し、技術の発展に貢献するというのはそれだけで人類全体への貢献といえるのかもしれません。
「世界の貧困を救う」なんて理由で仮想通貨への投資を始めてみてもいいのではないでしょうか
(ちなみに私はお金がほしいから投資しています。)