【第3のDAG採用通貨】「Aidos Kuneen」のパクリ疑惑等を検証してみた
いつもお世話になっております。
様々な噂や疑惑が持ち上がっている「Aidos Kuneen」についての検証を行ったので、記事にしました。
疑惑その1:取引所パクリ疑惑
ADKの開発者がオープンしたADK売買のための取引所が「1Btcxeという取引所のパクリではないか?」という事について検証しました。
1Btcxe:https://1btcxe.com/
AidosMarket:https://aidosmarket.com/
そっくりですね!
それもそのはず、この両取引所は下記の「仮想通貨取引所のオープンソーステンプレート」を採用しているからです。
上記の事から、Aidos Marketはこのオープンソーステンプレートを利用しているだけなので「パクリではない」と言えるかと思います。
しかし、”個人的に気に食わない部分”がAidos Marketのサイトには存在しています。
1Btcxeではヘッダー部分にテンプレートのgithub(ソースコードの配布場所)へのアクセス先が記述されているのですが、Aidos Marketでは意図的にコメントアウトして非表示になっています。
1Btcxe
Aidos Market
確かに、元のソースコードへのリンクを貼るのはフィッシング詐欺へと繋がったりするため理解はできるのですが、ちょっと開発者へのリスペクトが足りないのでは?と私は思いました。
疑惑その2:IOTAのソースコードパクリ疑惑
まず、簡単に結果だけ言うと
Aidos KuneenはIOTAのフォーク通貨である事は間違いない
ということです。そして
Aidos Kuneenには改修がそれなりに入っており、パクリとは言えないというのが個人的な感想です。
※09/05追記 他リポジトリ(aidos-nodeリポジトリ)にはIOTAのライセンス表記がありました。
aidos-libraryのリポジトリにはIOTAコピーライトはありませんでしたが、aidos-nodeリポジトリのライセンスにはIOTAのコピーライトの記述が初期から記載されています。
他のリポジトリに関してのライセンス表記等の問題に関しては、私は専門家でもなければ、理解の深い技術者でもありませんので、これ以上は開発者本人たち同士でやり取りするべきことだと考えています。
「追記前の記事の内容はADKが全てのコードに対してコピーライトを記載していなかった」という誤った内容になっておりました。申し訳ありません。
※09/05の追記終わり
ほぼ全ての暗号通貨はソースコードを公開しており、様々な通貨がBitCoin等のソースをコピーしたりして開発されています。
その中で「パクリ」というのは、定義がかなり曖昧に感じました。なので、私の中の定義では下記の2点を両方満たしているか、という部分で判定いたしました。
- 処理内容が完全に同一ではない
- ユースケースが異なる
処理内容に関しては、「数行変えている」というレベルではなく、ソース全体を比較すると何割かは改修の手が入っているようです。しかし、それと同時に「フォルダ構成」、「一部のソース」に関しては全く同じなので、ADKはIOTAを元に作成されたのは間違いありません。
※比較画像は引用元のGitHub、Libraryリポジトリの比較になります。
あくまで比較ツールでの一覧の画面なので、「差異がある」となっている物でも中身は「コメントが1行異なっているだけのもの」~「半分以上異なるもの」も混ざっています。しかし、フォルダ構成に関しては9割くらい同じです。
疑惑その3:開発者やばくない?
ぶっちゃけガラが悪いです。
正直に言って、「あまり人格的に尊敬できる人間ではない」というのが私の意見です。今回は取引所のバグへの文句に対して、「開発者の発言の一部」を切り取った画像を載せます。(donrico77が開発者)
まあ要約すると「女の子のサマーキャンプじゃねーんだから不満がある奴は消えろ」といったところでしょうか。
あくまで一部を切り取ったものですが、私はオンライン上での発言は平均値ではなく最低値を考慮するべきだと考えています。そのため、この言動は大金をコントロールできる立場の人間が感情的になって言うべき内容ではないと思いました。
ただ、ここで開発者(donrico77)の弁明もさせていただきます。
今回、ADKは世界の中でも日本だけが異常に興味を持っていました。一部ではライングループ等で情報が共有され、「リテラシーが高いとは言い難い人々」もかなり流入したかと思われます。
そのせいか、開発者やサポートに対して「日本語での大量のメール」が飛んだりしたようです。
開発者側からすれば
「短期間で取引可能な場所も用意し、財団保有分も宣言通り配布している。プロジェクトの達成に向けて大きなミスをしている訳でもないのに、異国の訳の分らない言語で苦情ばかりが届く」
という状態になっていたようです。正直、一方的に開発者が悪いとも言えないかと私は思います。
結論
今回の検証結果へのジャッジはあくまで、私の個人的な感想にすぎません。
なので、このジャッジに対して
引用元:【TVタックル】ホリエモンとひろゆき氏に打ち負かされる弁護士たち(前半戦) – ゼネラリストのメモ帳
という意見を抱くのは至って正常な思考であると私は思います。実際に暗号通貨には詐欺と言われるものが多く存在しています。しかし、同時にあまり詳しくない人に間違った情報が流れることが多々あるのも事実です。
色々な疑惑や懸念、噂が飛び交う通貨「Aidos Kuneen」ですが、情報を追うにあたって少しでも役に立っていれば幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。
※今回の記事内で誤った認識、情報があった際にはご連絡をお願い致します。なる早で修正させていただこうと思います。
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