【goxしない取引所】分散型取引所(DEX)とは？関連通貨は？

海外の最大手取引所「Poloniex」がgoxするのでは？なんていう話が出てきていますね。

普通の取引所は常に、「破綻し資産を失う可能性」という大きなデメリットを抱えています。その懸念に終止符を打つ「分散型取引所：DEX」について記事にしました。

そもそもDEX(分散型取引所)って？

DEXとは(Decentralized EXchange)の略で、和訳すると「分散型取引所」となります。

一言で言ってしまえば、分散型取引所とは「取引機能の付いたウォレット」といったところでしょうか。

皆さんが普段使っている取引所「Poloniex」や「Bittrex」、日本でいえば「CoinCheck」や「BitFlyer」等にも入出金の機能は付いています。しかし、これらの取引所はあくまで「ウォレット機能の付いた取引所」でしかないのです。この両者の大きな違いとしては

普通の取引所は、取引所の会社が倒産するとあなたの資産が消滅します。

え？そんな事はわかっている？

いいえ、あなたがMtGox事件の被害者でない限り、分かってなどいません。

当然、経験者ではない私も本当の所では「自身の資産が他者のせいで消滅する」という恐怖を理解できていないと思われます。皆さんは知っているかは分りませんが取引所の破綻はMtGox社以降も普通に起きており、最近では「BTC-e」というロシアの取引所がGoxしています。

この機にGoxしない「分散型取引所：DEX」を理解することは必要だと考えます。

DEXのメリット・デメリット

 既存の取引所と比較してDEXは下記のメリットがあります。

• 自身の資金をユーザーが完全に管理下に置ける
• 身分証明が必要ない
• ハッキングされない
• システムが落ちることがない
• Goxしない

 逆にデメリットとして

• オーダー毎に手数料がかかる(１～２円)
• 出来高が少なく、板が薄い
• DEXのプラットフォーム上の通貨が基軸通貨である

といったデメリットがあります。 

デメリットがあるのは確かなのですが、出来高や基軸通貨に関しては、その通貨の頑張り次第で解決に向かうので、将来的にはDEXが主流の取引所スタイルになって行くのではないかと思います。

何より、今はGoxを恐れて「 ウォレット ⇒ 取引所 ⇒ トレード ⇒ ウォレット 」と行っている方もかなりいるかと思いますが、DEXを利用すればその手間は必要ありません。

DEX機能を有している通貨は？

代表的なものとしては

• BitShares(OpenLedger)
• Waves
• NXT

上記の中ではGoogle Chromeにクライアントが統合されており、特別な登録なども必要ない「Waves」のDEXが一番お勧めです。しかも、Wavesのウォレットは最近スマホでもDEX機能が利用できるようになりました。

DEXの詳細な使い方は、下記のDEG様のブログ「仮想通貨のあるとこ」が分かりやすく解説されております。

www.bitcoin-trade.info

DEG様のブログ「仮想通貨のあるとこ」は「通貨が構築している機能やプロダクト」を実体験に基づいてレポートされているブログですので、仮想通貨初心者の方が一皮むけることができるお勧めのブログです。

結論

 今現在のPoloniex等の取引所は仮想通貨の大きな特徴である「トラストレス」という要素を潰しています。

「誰も信頼する必要がない」が特徴の暗号通貨の取引を「取引所という一企業を信頼して」行っているというジレンマには、「DEX」という解決方法がもう既に用意されているのです。

今はまだ取引所への依存が強い仮想通貨市場ですが、上記のジレンマを抱えた状態の取引所がこれから先もずっとスタンダードであるとは私には思えません。

DEXがこれからもアップデートを重ね、既存の取引所に見劣りしない存在まで成長した時にGox事件が起きれば「Waves等のDEX機能を有する通貨」の需要が広く認知されるでしょう。

以上、よろしくお願いいたします。

※今回の記事内で誤った認識、情報があった際にはご連絡をお願い致します。なる早で修正させていただこうと思います。

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