StatusのICOに参加する前に考えてほしいこと
本日(6月20日)の日本時間23時に「Status」というトークンのICO(先着様限定販売)が開始されます。
とても話題になっているのですが、何だか少し過熱気味に感じましたので参加前に考えて欲しい事を記事にしました。
Statusの事を理解してる?
「Status」の事を検索すると、出て来る情報の殆どは「話題のICOである、ということばかり」です。
仮想通貨というものは価値を担保している国家という後ろ盾がありません。
では、何がその通貨の価値を担保しているかというと、それはブロックチェーンという技術と、それを活用したシステムです。
あなたは「Status」がどういったシステムで、どういったコンセプトのトークンなのかちゃんと理解していますか?
なぜ理解する必要があるのか
極論ですが、別に理解する必要はありません。
結局のところ「未来」の話になるので何が起こるのかなど、人間には分からないからです。
しかし、情報を収集して正当確率を上げることはできます。
今、このICOに参加しようとしているのに、「話題だから参加する」というのはただのギャンブルだということを理解して参加するべきです。
「Status」は本当に儲かるのか?
現状、私の周りの環境を見る限り、「Status」の将来性に期待してICOに参加するという人は少数派に見えます。
「ICOでは配布量が限られるため、取引所に上場した際に高値で売れる」
と考えている方が多いように感じます。もちろん、これは全く悪いことではありません。投資しているのだから利益を考えるのは当たり前です。
ですがここで気をつけたいのは
- 配布量がいかほどなのか
- 発行上限はいかほどなのか
という部分です。
現在の情報では発行上限が73億枚、ICOでの配布は12億枚、ただし期間の延長と上限の増加ありという状態のようです。発行上限はビットコインの350倍くらいですかね。
上限は未定のためどこまで購入可能なのかわかりません。もし、上場後に購入する人が殆ど発生しないほどICOで配布された場合、取引できるようになる上場後に「売りたい人」>「買いたい人」となる可能性があります。
上場後に、どの程度買いたい人がいるのか
上場後に買いたい人というのはこの場合
ICOでは購入できなかったが、「Status」は素晴らしいものなのでICO後のプレミア価格でも買いたい
と考えている人になりますかね。
あなたはどうでしょうか?「Status」を取引所へ上場後に購入したいですか?
私はあまりこの「Status」が画期的なものには見えませんでした。正直に申しますと「Line Payが使えるようになったLine」とそんなに変わらないものという認識です。
もちろん知っている人はより詳細に良さを知っていると思いますが、あなたはどうですか?
でも話題になっているのだからいいものなのでしょう?
話題になっているから品質がいい、というのは間違っています。
今回「Status」が話題になっているのはBAT等に引きづられて、「ICO」というものそのものが話題になっていると思います。
つまり「Status」の品質で話題になっているのではないと考えます。
ケツ論
現在公開されている情報とツイッター等での熱量を見ると、私にはかなり加熱気味に見えます。
別に自身で調べずに、話題に乗って投資することも悪いことではないと思います。
しかし、調べた上でリスクを管理し、投資先を決定していくほうが長期的に見て利益が多くなるでしょう。
もし、ただ話題だから、という理由でICOに参加しようとしている方はこの記事を読んで一考してほしいと思います。
以上、よろしくお願い致します。